一言で言うと服薬指導及び副題の疑義照会という2つの業務について正しく認識し、その必要性を理解することで業務改善を目指すためのものです。
具体的には現場の薬剤師が抱く以下3つの悩みを解決するために、わたしなりの思いを綴りました。
・服薬指導の必要性を理解できない
・自分の仕事に自信が持てない
・疑義照会するのがこわい
仕事の必要性を理解できない
調剤薬局における薬剤師業務は、おこなっている本人が「これこれこういう理由でわたしの仕事は社会の役に立っている」と認識しづらいものです。
特に服薬指導はその傾向が顕著で
「こんなことは誰でも分かっていることだからいちいち言う必要ないのにな」
「服薬指導をおこなう決まりになっているから仕方がなくやっているけど実際意味ないよな」
などと感じながら服薬指導をおこなった経験は誰しも一度はあると思います。
自分の仕事に自信が持てない
業務の必要性を理解出来ていないため(「本当は不要」と思いつつ仕方がなく業務をおこなっているため)、自分の仕事に自信を持てません。
疑義照会するのがこわい
疑義照会は薬剤師業務の中でも最重要と言っても過言ではないとわたしは考えています。
ですが
「医師に逆に質問されたらどうしよう」
「うまく伝えられないかも」
など悩みを抱える薬剤師は多いです。特に新卒薬剤師に多い印象です。
目標(ゴール)
この商品は以上のような現場の薬剤師が抱える悩みを解決するためのエッセンスです。
この商品の目標(ゴール)は
1.服薬指導という業務を深く理解し、その必要性を認識する
2.業務の必要性を理解出来れば自信を持って仕事ができる
3.疑義照会についてもきちんと業務の趣旨を理解することで物怖じせずにおこなえるようになる
です。
業務の必要性を理解出来れば「法律によって定められているから仕方がなくやる業務」は「必要性を理解した上でやる業務」に変わります。
このように認識が変われば、業務内容も質の高いものになります。
わたしなりの思いを書いた本書が皆さんの業務の参考になれば幸いです。