市販の花粉症薬の値段が…そんなあなたに値段の安いジェネリックを紹介

市販薬
スポンサーリンク

現在日本人の3~5人にひとりは花粉症と言われており、市販薬で症状を抑えている人も多いと思います。

市販薬で気になるのはやっぱり効果。効果を実感できなければ「薬を飲む意味って、、、」となってしまいますよね。

効果の次はやっぱり値段

どんな時もついてまわる懐事情、今回は市販の花粉症薬で値段の安いジェネリック医薬品を紹介していきます。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

【「ジェネリック医薬品」の定義】

まずそもそも「ジェネリック医薬品という言葉についてですが、これまでは主に医療用医薬品に使われてきました。なので一旦医療用医薬品におけるジェネリック医薬品について解説します。

ジェネリック医薬品は医薬品の有効成分を一般名(generic name)で表せることから「ジェネリック医薬品」と呼ばれており、通常先発医薬品の独占販売期間の後に発売されるものを指します。

先発医薬品の後に出ることから「後発医薬品」とか、先発医薬品の後にぞろぞろと出てくることから「ゾロ」「ゾロ品」などとなかば揶揄するような名前で呼ばれていたこともあります。

近年ではジェネリック医薬品推進という国の政策の後押しもあり「後発医薬品」の印象も変わり、今ではすっかりジェネリック医薬品という言葉で定着しました。

以上が医療用医薬品におけるジェネリック医薬品という言葉の歴史(?)です。

そして「ジェネリック医薬品」という言葉が定着していくにつれて「ジェネリック」という言葉ももっと広い意味で使われるようになり、例えば「ジェネリック家電」という言葉があり、これは大手家電メーカーの商品よりも機能を絞るなどして低価格を実現した家電のことをさします。

そこで今回の記事でのジェネリック医薬品の定義ですが、「市販薬」で先発メーカーよりも安いものを「ジェネリック医薬品」と呼びます。

スポンサーリンク

花粉症の概要

花粉症とは植物の花粉が原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまり等の症状を引き起こす疾患です。

症状が出る原因は呼吸時に鼻腔内に入った植物の花粉です。

この花粉に対して起こる免疫反応によって上記のような症状が出ます。
アレルギー性鼻炎のひとつで、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
(ちなみにダニ、ハウスダストなど花粉以外が原因となって起こる鼻炎をアレルギー性鼻炎といいます)

また季節性とダニなど花粉以外を原因とする通年性アレルギー性鼻炎を併発する場合も少なくありません。

現在日本人の3~5人にひとりは花粉症というまさに国民病で、発症年齢の低下といった問題も出てきています。厚生労働省ホームページによると15歳以下の小児の花粉症は10.2%とのことです。

参考:花粉症Q&A集|厚生労働省

原因植物

花粉症はさまざまな花粉が原因となり発症します。

中でも最も広く知られており、花粉症の約70%の原因とされているのがスギ花粉です。これは日本全国の森林でスギが非常に多いためです。

林野庁のホームページによりますと、日本の国土の約7割が森林、そのうち人口林が41%で、人口林のうちの44%がスギとのことです。

ここから計算すると日本の国土の12%はスギということになります。
ちょっと驚きの数字ですね。スギ花粉が圧倒的に多いのも納得です。

また地域差があり、北海道ではシラカンバが多く(スギは少ない)、関西ではヒノキが多いといった特徴があります。

ちなみにスギに次いで多いヒノキは国土全体の7%を占めています。
こちらも林野庁のホームページを参考に算出しました。ヒノキも十分多いですね。

参考:スギ・ヒノキ林に関するデータ|林野庁

飛散時期

代表的な花粉の飛散時期です。

スギ:10月ごろ~翌年5月 ピークは3月ごろ
ヒノキ:2、3月~6月 ピークは4月ごろ
シラカンバ:シラカンバ4月~6月
イネ科:北海道6月~9月、その他の地域3月~10月

詳しい日散時期は下記サイトで確認できます。
花粉症カレンダー|花粉症ナビ

症状発現のメカニズム

症状発現のメカニズムは下記図に示すとおりです。

図にあるとおり、
1.花粉が鼻(眼)粘膜に付着
2.細胞内のマスト細胞に結合
3.ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンなどの物質を放出
4.放出されたヒスタミンなどの物質が原因で諸症状が発現
というメカニズムで症状が発現します。

症状

花粉症の症状は一般に非常によく知られています。

中でもくしゃみ、鼻水、鼻づまりおよび目のかゆみは花粉症の代名詞みたいなところがありますね。

これ以外にも花粉症の症状は、のどの痒み、目の充血、涙が止まらない、ひどい場合、めまいや頭痛、倦怠感が出ることもあります。

そしてこうした症状が長期間続くことで集中力低下やイライラなど精神的な課題が出てくることがあります。

治療薬

花粉症の薬物治療では主に下記のお薬が使われます。

抗ヒスタミン薬
ロイコトリエン受容体拮抗薬
漢方薬
点眼薬、点鼻薬
減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬

それぞれの治療薬については下記の記事で詳しくまとめました。
花粉症治療薬の種類を紹介。病院の処方薬から市販薬まで全解説!

対策

花粉情報をチェック

花粉飛散時期には花粉飛散予測が各メディアで確認できます。

花粉(アレルゲン)を避ける

花粉症はアレルギー反応であるため、アレルギーのもととなる物質(アレルゲン、この場合は花粉)を避けることで発症を制御できます

飛散距離の短いイネ科やキク科などの雑草花粉に対しては、生育場所に近づかないことが最も確実で有効な対策となります。

鼻の洗浄

鼻に入り込んだ花粉を洗い流すことのできる市販薬があります。水道水は鼻の粘膜を傷つけてしまうため(プールの水が鼻に入るとしみるのと同じ感じ)、市販薬を使って行ないましょう。

目の洗浄

目に入った花粉も洗い流すことができます。

「目を洗浄」という目的ではアイボンが有名ですね。

こちらも鼻と同様水道水の使用は眼を傷めるのでやめましょう。

マスク

厚生労働省花粉症Q&A集によるとマスクは、花粉の飛散の多い時に吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されるとされております。

また、花粉症でない人も、花粉を吸い込む量を少なくすることで、新たに花粉症になる可能性を低くすることが期待されています。

ただし、風が強いとマスクをしていても鼻の中に入る花粉は増えます。マスクをしていても完全防備にはならないので過信は禁物です。

参考:花粉症Q&A集|厚生労働省

空気清浄機を稼働させる

空気清浄機も花粉症対策に有効な場合があります。
例えば睡眠中の症状を抑えるために寝室で稼働させる等の利用が考えられますね。

その他

鼻をかむ際にやわらかいティッシュを使う、加湿なども花粉症対策として効果的です。

スポンサーリンク

市販の花粉症薬といえばこれ!

現在市販されている主な花粉症薬は表にある通り5種類です。

いずれも「第二世代抗ヒスタミン薬」であり、比較的眠気の出づらいものになっています。

価格ですが、メーカー希望小売価格ベースで1日あたり150円を超えるものが多いですね。1ヶ月で4500円、結構高いなという印象です。

スポンサーリンク

ジェネリックのあるものは?

ここからはジェネリック医薬品のあるものを紹介していきます。

今回の記事でのジェネリック医薬品の定義ですが、「市販薬」で先発メーカーよりも安いものを「ジェネリック医薬品」と呼びます。

調べてみるとアレグラとアレジオンのジェネリック医薬品はみつかりました!

アレグラのジェネリック「フェキソフェナジン錠AG」

まずはアレグラのジェネリック医薬品からです。フェキソフェナジン錠AGというジェネリック医薬品です。

販売メーカーはキョーリンリメディオ株式会社。医療用医薬品製造販売会社でもある杏林製薬と同じ杏林グループの会社ということで信頼度は抜群です。
価格はやはり抑えられていますね。

アレジオンのジェネリック「エピナスチン20 RX」

続いてアレジオンのジェネリック「エピナスチン20 RX」です。販売元は万協製薬株式会社。
こちらも価格がかなり抑えられています。

まとめ

最後まで読んでくださりありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

今回は市販の花粉症薬のジェネリック医薬品を紹介してきました。

「市販薬を使っているけど値段が気になる!」という方は是非今回の記事を参考にしてみてください。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

タイトルとURLをコピーしました