やけどにおすすめの市販薬を紹介【収れん剤 “酸化亜鉛” 配合の市販薬】

市販薬
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熱いものに接触した時に生じるやけど。誰もが一度は経験したことのある疾患ではないでしょうか。

今回はやけどの応急処置や概要を紹介した上でおすすめの市販薬を紹介します。

記事中でも何ども申し上げますが、筆者はやけどの際には「受診が基本」と考えています。

受診までの間の応急処置の際に使うものという位置付けでおすすめの市販薬を紹介します。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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やけどの概要

やけど(熱傷)は皮膚に熱いものが接触することにより生じます。

一般に料理中にあついフライパンに触れてしまった等非常に熱いものに接触した際に起こるものと認識されていますが、他にも比較的低い温度(44~60℃程度)で生じる低温やけどや薬品や電流を原因とした特殊なやけどもあります。

やけどは深さにより分類されますが、市販薬で対応しても問題ないとはっきりいえるのはごくごく軽いものだけです。水ぶくれができていたり、痛みの感覚がない、患部が黒色や白色に見える場合等では速やかな受診を強く推奨します。

また、軽症であっても部位にもよりますが痕をなるべく残したくないということは少なくないでしょう。こうした場合にも受診を強く推奨します

それぞれの患部にとって最適なケアをいち早く行なうことが痕を残さない、悪化させないために重要です。そのためにすみやかな受診が推奨されます。

では市販薬の出番はいつなのかというと、筆者の考えでは、例えば「夜やけどしてしまい、明日の受診までの間に使う薬」などの応急処置的な場合です。

その他軽症である場合には市販薬で対応可能な場合も多いとは思います。

ですがやはり痕を残したくないという場合も少なくない(ほとんどの人は痕を残したくない)と思いますので「受診が基本」と筆者は考えます。

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やけどの応急処置

やけどが起きた際にはとにかく患部をすぐに冷やすことが大切です。

冷やし方のポイントは下記の通りです。

・水道水で発生後すぐに冷やす
・時間は15~30分程度(日本皮膚科学会によれば指先や脚などの場合は1時間程度冷やすことが症状を軽くするとされています)
・氷など冷たすぎるものは直接皮膚に当たらないように注意
・患部が広く冷やす範囲が広い場合やお年寄りや子どもでは患部の冷却により低体温になることがあるので注意
・患部が広い場合には清潔なタオルなどを水に浸してそれを使う
・薬品によるやけどでは原因物質をすぐに洗い流す
・アクセサリーは外す
・患部を圧迫・刺激しない。水ぶくれはつぶさない

冷やしたあとは消毒薬で消毒したうえで受診の必要性について考えましょう。筆者は受診できる状況にある場合には軽症であっても受診することを推奨します。早期の最適なケアが痕を残さない、悪化させないために重要です。

消毒薬は患部の状態がわかるよう透明のものを使いましょう。

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基本的には受診を

受診の目安ですが、何度も言いますが軽症と考えられる場合でも基本的には受診を推奨します。特に水ぶくれができていたり、痛みの感覚がない、患部が黒色や白色に見える場合等では速やかな受診を強く推奨します。

また、患部が薄く赤くなっている程度の軽症と考えられる状態であっても、患部にとって最適なケアをいち早く行なうことは痕を残さない、悪化させないことのために重要です。そのためにもやはり速やか受診が推奨されます。

以下おすすめの市販薬を紹介しますが、市販薬の出番はあくまで受診までの間の応急処置というのが筆者の考えですのであらかじめご了承ください。

やけど用の市販薬に配合される成分は?

やけど用の市販薬には様々な成分が配合されています。主な成分は収れん剤である酸化亜鉛殺菌・消毒成分です。

皮膚科においてはやけどに対して優れた抗炎症作用をもつステロイド外用剤を使用することがありますが、市販のやけど用の薬にはステロイドは配合されていないことがほとんどで、市販のステロイド剤に「やけど」の適応もないことが多いです。

筆者の考えとしてはやけどの際に自己判断でステロイド剤を使うことは控えた方が良いと思います。理由はやけどの程度を一般の方が判断することが困難であるためです。ステロイドが必要なのか、必要ないのか、医師が判断した上で処方するのと、自身で判断してステロイドを使用するのでは意味が異なります。

市販のステロイド外用剤については下記記事で解説していますのでこちらも参考にしてみてください。

酸化亜鉛

酸化亜鉛は皮膚科でもやけどに対してよく処方されるお薬です、医療用では亜鉛華軟膏、亜鉛華単軟膏、あるいはサトウザルベといった名称のお薬のことです。

患部を保護し傷、患部の治りを良くしたり、患部の浸出液を吸収・乾燥させる作用が期待されます。また、若干ですが抗炎症作用もあるとされています。

やけどの他におむつかぶれでも必ずといっていいほど処方されるお薬です。

殺菌・消毒成分

殺菌・消毒成分はやけどの患部の殺菌や感染防止のためにやけど用の市販薬に配合されています。殺菌・消毒成分には下記のようなものがあります。このうちサリチル酸は角質軟化作用(皮膚を柔らかくする作用)も期待されます。

・イソプロピルメチルフェノール
・フェノール
・クロルヘキシジン
・サリチル酸

その他

アラントイン(傷の治りを助ける成分)
ヨークレシチン(血行促進剤)
トコフェロール酢酸エステル(血行促進剤)
リドカイン(痛みを感じにくくさせる)
ジブカイン塩酸塩(痛みを感じにくくさせる)
dl-カンフル(抗炎症、かゆみ止め)

やけどにおすすめの市販薬

ここからはやけどにおすすめの市販薬を紹介していきます。

繰り返しになりますが、市販薬で対応するのは受診までの応急処置程度に考えて、基本的には受診することを推奨というのが筆者の考えです

3種類紹介しますがいずれも複数の成分が配合されており軽度のやけどに対して効果が期待できる処方内容といえます。

メモA

まず紹介するのはメモAです。

有効成分は下記の通りです。

・酸化亜鉛
・クロルヘキシジングルコン酸塩液(殺菌・消毒成分)
・ジブカイン塩酸塩(かゆみを感じにくくさせる)
・アラントイン(傷の治りを助ける)
・トコフェロール酢酸エステル(血行を改善し回復を早める)

5種類の有効成分が配合されており、患部の殺菌・消毒、傷の回復を早める効果が期待できます

軽度のやけど以外にもきり傷やすり傷などに使っても優れた効果が期待できるでしょう。

効能効果は「きり傷、すり傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、軽度のやけど、創傷面の殺菌・消毒」となっています。

こういうお薬がご家庭に1つ常備されているといざという時安心ですね。

キップハイロールHI

次に紹介するのはキップハイロールHIです。

有効成分は下記の通りです。

・酸化亜鉛
・イソプロピルメチルフェノール(殺菌・消毒成分)
・フェノール(殺菌・消毒成分)
・サリチル酸(殺菌・消毒成分)

収れん剤である酸化亜鉛に殺菌成分3種類で殺菌力を高めた処方内容です。

効能は「軽度のやけど、切傷、すり傷、ひび、あかぎれ、かみそりまけ、日やけ、雪やけによる炎症」とされています。

優れた殺菌・消毒効果が期待できるため傷口に塗っておくと安心できるお薬です。

トフメルA

最後に紹介するのはトフメルAです。

有効成分は下記の通りです。

・酸化亜鉛
・クロルヘキシジン塩酸塩(殺菌・消毒成分)
・dl-カンフル(抗炎症、かゆみ止め)

トフメルAの有効成分は3種類であり今回紹介する3種類の中では最も少なく比較的シンプルな処方と言えるでしょう。

収れん剤の酸化亜鉛患部を保護・患部の傷の治りを助け、殺菌・消毒成分であるクロルヘキシジン塩酸塩患部を殺菌します。また、dl-カンフルは血行をよくすることで炎症やかゆみを抑えます

トフメルAの効能効果は「皮膚の殺菌・消毒、やけど、すりきず、きりきず、刺傷、ひび、あかぎれ、しもやけ」です。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

繰り返しになりますが「やけどは原則受診」というのが筆者の基本的な考え方です。受診するまでの少しの間、今晩だけ、そういった場合に今回紹介させていただいたやけど用の市販薬の使用を検討していただければと思います。

また、今回紹介させていただいたお薬は傷薬としても有用ですので、ご家庭に1つ常備薬として置いておくと日常生活の中で多い切り傷や擦り傷ができてしまった際に安心です。

以上今回はやけどの際におすすめの市販薬を紹介しました。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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