肌のターンオーバーとは?ターンオーバーの意味と乱れる原因、対策を解説

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私たちにとって最も身近な組織である皮膚。

身体を覆う皮膚は乾燥したり汗をかいたり、毎日の生活の中で私たちに様々な表情をみせます。

突然ですが質問です。今ある皮膚、例えば手の甲の皮膚はずっと前からその場所に存在する組織でしょうか?

今回は身近だけど私たちが知っているような知らないような、そんな「皮膚」の新陳代謝であるターンオーバーについて解説していきます。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

美容でよく使用される成分については下記記事で解説しました。ご興味ある方はこちらも参考にしてみてください。
美容効果が期待できる成分一覧【アスコルビン酸、L-システインなど】

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ターンオーバーとは

早速ですが冒頭の質問「今ある皮膚、例えば手の甲の皮膚はずっと前からその場所に存在する組織でしょうか?」の答えはNOです。

私たちの皮膚は日々新しい細胞に生まれ変わっています。

古い皮膚は垢や古い角質として排出され、新しい皮膚細胞に入れ替わる、こうした皮膚の新陳代謝のことをターンオーバーといいます。

正常なターンオーバーはおよそ28日で1サイクル、これを周期的に繰り返すことで皮膚を維持しています。逆にこのターンオーバーの周期が乱れると、ニキビや肌荒れなど肌トラブルのきっかけとなります。

皮膚は、外側から順に表皮真皮皮下組織の3層からなります。

一般にに皮膚のターンオーバーというと皮膚の一番外側である表皮で起こる新陳代謝のことを指します。

表皮はさらに4層に分類されます。

外側から順に角質層顆粒層有棘層基底層です。

ターンオーバーを具体的な言葉で表現すると、この表皮の4層のうち一番身体側(内側)の基底層で作られた基底細胞(ケラチノサイト)が一番外側の角質層までいき、新たな角質細胞となり、古い角質細胞(一般的に角質と言われるもの)と置き換わり、古い角質細胞が垢となり身体から離れるまでの一連のサイクルのことです。

一番内側の基底層で作られた細胞(基底細胞)が、その時すでに角質層にある角質細胞を内側から外側へ押し出すようなイメージです

角質層

角質細胞は細胞としては死んだもので、角質層において角質細胞は10~20層程度重なっています。

角質層はこの角質細胞角質細胞間脂質水分からなります。

角質層は想像よりもずっと薄く、サランラップ1枚分程度の薄さといわれています。ただし身体の部位ごとに厚さは異なり、例えば足の裏はその他の部位よりも角質層が2倍程度厚いです。

角質層の役割はバリア機能です。

皮膚は外界と接しているためたくさんの刺激にさらされます。紫外線、熱、雑菌など様々な刺激があります。

肌や身体を守べく角質層はこうした刺激に対してバリアとして働いています

角質層は一定の水分を含んでおり、これにより角質細胞が剥がれ落ちてしまうことを防いでいます。もし仮に角質層の水分が過度に少なくなってしまうと、皮膚のバリア機能が損なわれてしまうということです。

そう考えるとバリア機能を維持している角質層の水分保持機能がかなり重要であるということがわかります。

皮膚科の門前薬局で働いていると保湿剤がとにかくたくさん処方されます。これは、皮膚を保湿することによって、肌トラブルの原因となる外界からの刺激に対するバリアとして機能させるための治療です。単なる保湿剤と思われがちですが、皮膚にとっては非常に重要なお薬です。

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ターンオーバーが乱れる原因は?

皮膚のターンオーバーが乱れることが、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルのきっかけとなります。

ターンオーバーは様々な要因で乱れることがあります。

代表的な要因は下記のようなものです。

加齢
ストレス・疲労
食生活の乱れ
過度なスキンケア
紫外線
乾燥

加齢

個人差はありますが、加齢により細胞の機能が低下することでターンオーバーが遅れがちになる傾向があります。

ストレス・疲労

過度なストレス下にあるとき、身体は交感神経優位になります。それにより血管が収縮し、体の細胞に栄養が十分にいき届かなくなり、結果としてターンオーバーの乱れを引き起こすと考えられます。

ストレス下で疲労が重なることもターンオーバーが乱れる要因となります。疲労のある状況では疲労回復のために通常よりも多くのビタミンが使われます。ターンオーバーに必要なビタミンが使われることでビタミン不足の状態となり、ターンオーバーが乱れると考えられます。

食生活の乱れ

食生活の乱れもターンオーバーの乱れにつながります。

栄養バランスが偏っていたりターンオーバーを促進するビタミンが不足する、などといった理由です。

過度なスキンケア

例えば過度な洗顔は皮膚の水分を奪います。毎日の汚れ落としは大切ですが、やはり何事もやりすぎは禁物です。

紫外線

肌が紫外線によるダメージを受けると、肌を守ろうとしてターンオーバーが過剰(早まる状態)になります。

ターンオーバーは遅いのはもちろん早過ぎても良くありません。

ターンオーバーが早い場合、最終的に完成する角質細胞が通常よりも未熟、形が整っていないなどの問題が生じます。

乾燥

乾燥による刺激も、肌を守ろうとしターンオーバーのスピードが早まる要因となります。

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ターンオーバーを正常化させるには

ここからはターンオーバーが乱れないために、あるいは既に乱れているターンオーバーを正常化させるためにできることを解説していきます。

まずはターンオーバーを乱す要因を確認していただき、当てはまるものがあればそれをまずは改善しましょう。

ストレスや疲労はすぐに改善することが難しいことが多いかもしれません。

それと比較して食生活や紫外線・乾燥対策にはすぐに取り組めるという方が多いのではないでしょうか?

食生活についてはバランスの取れた食事を規則正しく、ビタミンB群を積極的に摂取することも忘れずに、というのが理想です。

ですが現実的に取り組める範囲でいうと、バランスのとれた食事にするということだと思います。まずはそこからはじめましょう。

紫外線・乾燥対策は日焼け止め・保湿剤によりおこないましょう。

今回はターンオーバーを乱す要因として取り上げませんでしたが、タバコやアルコール、睡眠不足といった身体全般によくないことはもちろんターンオーバーにとってもよくありません。「身体に悪いこと」は肌のためにもやめることをおすすめします。

また、要因を改善する以外にターンオーバーを正常化させる方法として薬の使用があります。

具体的には余分な角質を取り除くピーリング剤の使用、ターンオーバーにとって重要なビタミンの摂取です。

ピーリング剤については遅れがちなターンオーバーを正常化させるために余分な角質を取り除くものです。医師から処方してもらいましょう。

一方ビタミン剤については市販薬でも十分に対応可能です。

きれいな肌のために重要なビタミンや栄養素はたくさんありますが、とりわけターンオーバーにおいて重要な栄養素はビタミンB2などのビタミンB群と言われています。

経験談として皮膚科の処方で特に多いのはビタミンB2とB6です。

ともに皮膚や粘膜の正常化維持に関与しているビタミンB2、B6をはじめとしたビタミンB群の摂取をこころがけましょう。

ここではおすすめの市販薬を紹介します。

ビタミン剤は一見するとどの商品も配合成分が似たり寄ったりですが、状況に応じて最も摂取したい栄養素は何かということを確認した上で商品を選ぶようにすると選びやすくなります。

チョコラBBプラス

ビタミンB群を効率よく摂取できる市販のビタミン剤としてチョコラBBプラスがあります。

チョコラBBプラスのビタミンB2、B6の配合量はそれぞれB2が38mgB6が24mgです。それ以外の成分としてビタミンB1、B3、B5が配合されており、

ビタミンB群を総合的に補給できるビタミン剤といえます。

チョコラBBプラスはニキビや口内炎などの皮膚トラブルに対しても効果があります。

ニキビにおすすめの市販薬は別の記事で解説しています。
ニキビにおすすめの飲み薬。市販のビタミン剤ランキング【市販薬】

口内炎については下記記事を参考にしてください。
口内炎におすすめのビタミンB2、B6を含む市販薬ランキング

ペアA錠

ビタミンB2、B6にフォーカスした場合、その配合量が多い市販薬としてペアA錠があります。

ペアA錠にはビタミンB2が30mgビタミンB6が100mg配合されています。

その他皮膚の新陳代謝を促進する生薬であるヨクイニンも配合されているため、すぐれた効果が期待できます。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

今回は肌のターンオーバーについてその意味、乱れる原因、対策について解説してきました。

今回の記事をスキンケアの参考にしていただけますと幸いです。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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