市販の花粉症薬おすすめランキング【現役薬剤師の筆者が選定】

市販薬
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市販薬で花粉症対策をされている方は多いと思います。

全国のドラッグストアで気軽に購入できて便利ですよね。

今回は現役薬剤師である筆者が市販の花粉症薬のおすすめをランキング形式で紹介します。

薬の効果、副作用等は個人差が非常に大きいです。

できるだけ客観的データを参考に作成したランキングですが、例えば今飲んでいる薬が合っているという方は、今回のランキング第1位の薬に変える必要は全くありません!
あらかじめご了承ください。

それではいってみましょう!

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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花粉症の概要

花粉症とは植物の花粉が原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまり等の症状を引き起こす疾患です。

症状が出る原因は呼吸時に鼻腔内に入った植物の花粉です。

この花粉に対して起こる免疫反応によって上記のような症状が出ます。
アレルギー性鼻炎のひとつで、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
(ちなみにダニ、ハウスダストなど花粉以外が原因となって起こる鼻炎をアレルギー性鼻炎といいます)

また季節性とダニなど花粉以外を原因とする通年性アレルギー性鼻炎を併発する場合も少なくありません。

現在日本人の3~5人にひとりは花粉症というまさに国民病で、発症年齢の低下といった問題も出てきています。厚生労働省ホームページによると15歳以下の小児の花粉症は10.2%とのことです。

参考:花粉症Q&A集|厚生労働省

原因植物

花粉症はさまざまな花粉が原因となり発症します。

中でも最も広く知られており、花粉症の約70%の原因とされているのがスギ花粉です。これは日本全国の森林でスギが非常に多いためです。

林野庁のホームページによりますと、日本の国土の約7割が森林、そのうち人口林が41%で、人口林のうちの44%がスギとのことです。

ここから計算すると日本の国土の12%はスギということになります。
ちょっと驚きの数字ですね。スギ花粉が圧倒的に多いのも納得です。

また地域差があり、北海道ではシラカンバが多く(スギは少ない)、関西ではヒノキが多いといった特徴があります。

ちなみにスギに次いで多いヒノキは国土全体の7%を占めています。
こちらも林野庁のホームページを参考に算出しました。ヒノキも十分多いですね。

参考:スギ・ヒノキ林に関するデータ|林野庁

飛散時期

代表的な花粉の飛散時期です。

スギ:10月ごろ~翌年5月 ピークは3月ごろ
ヒノキ:2、3月~6月 ピークは4月ごろ
シラカンバ:シラカンバ4月~6月
イネ科:北海道6月~9月、その他の地域3月~10月

詳しい日散時期は下記サイトで確認できます。
花粉症カレンダー|花粉症ナビ

症状発現のメカニズム

症状発現のメカニズムは下記図に示すとおりです。

図にあるとおり、
1.花粉が鼻(眼)粘膜に付着
2.細胞内のマスト細胞に結合
3.ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンなどの物質を放出
4.放出されたヒスタミンなどの物質が原因で諸症状が発現
というメカニズムで症状が発現します。

症状

花粉症の症状は一般に非常によく知られています。

中でもくしゃみ、鼻水、鼻づまりおよび目のかゆみは花粉症の代名詞みたいなところがありますね。

これ以外にも花粉症の症状は、のどの痒み、目の充血、涙が止まらない、ひどい場合、めまいや頭痛、倦怠感が出ることもあります。

そしてこうした症状が長期間続くことで集中力低下やイライラなど精神的な課題が出てくることがあります。

治療薬

花粉症の薬物治療では主に下記のお薬が使われます。

抗ヒスタミン薬
ロイコトリエン受容体拮抗薬
漢方薬
点眼薬、点鼻薬
減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬

それぞれの治療薬については下記の記事で詳しくまとめました。
花粉症治療薬の種類を紹介。病院の処方薬から市販薬まで全解説!

対策

花粉情報をチェック

花粉飛散時期には花粉飛散予測が各メディアで確認できます。

花粉(アレルゲン)を避ける

花粉症はアレルギー反応であるため、アレルギーのもととなる物質(アレルゲン、この場合は花粉)を避けることで発症を制御できます

飛散距離の短いイネ科やキク科などの雑草花粉に対しては、生育場所に近づかないことが最も確実で有効な対策となります。

鼻の洗浄

鼻に入り込んだ花粉を洗い流すことのできる市販薬があります。水道水は鼻の粘膜を傷つけてしまうため(プールの水が鼻に入るとしみるのと同じ感じ)、市販薬を使って行ないましょう。

目の洗浄

目に入った花粉も洗い流すことができます。

「目を洗浄」という目的ではアイボンが有名ですね。

こちらも鼻と同様水道水の使用は眼を傷めるのでやめましょう。

マスク

厚生労働省花粉症Q&A集によるとマスクは、花粉の飛散の多い時に吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されるとされております。

また、花粉症でない人も、花粉を吸い込む量を少なくすることで、新たに花粉症になる可能性を低くすることが期待されています。

ただし、風が強いとマスクをしていても鼻の中に入る花粉は増えます。マスクをしていても完全防備にはならないので過信は禁物です。

参考:花粉症Q&A集|厚生労働省

空気清浄機を稼働させる

空気清浄機も花粉症対策に有効な場合があります。
例えば睡眠中の症状を抑えるために寝室で稼働させる等の利用が考えられますね。

その他

鼻をかむ際にやわらかいティッシュを使う、加湿なども花粉症対策として効果的です。

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市販の花粉症薬おすすめランキングTOP3

さていよいよランキングの発表です。

今回ランキングを作成するに当たって評価した項目は

1.医師が処方する頻度
2.1日服用回数
3.価格
4.購入の容易さ

という客観的なポイントです。

この4つを総合的に判断してランキングを作成しました。

また、今回は薬の「効果」が最も期待できる第二世代抗ヒスタミン薬5種類に順位をつけました

市販の花粉症薬おすすめランキング第3位 クラリチンEX

市販の花粉症薬おすすめランキング第3位は

クラリチンEX

です!

1.医師が処方する頻度 ★★☆☆☆
2.1日服用回数 ★★★★★
3.価格  ★★★☆☆
4.購入の容易さ ★★★★★

クラリチンの成分ロラタジンですが、調剤薬局勤務経験を元に勘案すると、花粉症に対して医師が処方することは「たまにあるが、多くはない」という印象です。そのため星は2つにしました。

また、価格はメーカー希望小売り価格ベースで14錠入りの場合¥155/日で、並の価格でした。ただし28錠入りではネット価格で¥100/日以下で販売されています。

1日の服用回数は1回なので星5つ、購入の容易さも第2類医薬品のため星5つです。

市販の花粉症薬おすすめランキング第2位 アレグラFX

市販の花粉症薬おすすめランキング第2位は

アレグラFX

です!

1.医師が処方する頻度 ★★★★☆
2.1日服用回数 ★★★☆☆
3.価格  ★★★★☆
4.購入の容易さ ★★★★★

この記事を書き始める時には「1位はアレグラだろうな」とうっすら思っていましたが、客観的データを比較していったところ2位でした。

医師からの処方頻度ですが、「花粉症に対して処方されていることがかなり多い印象」という感じです。なので星4つです。

1日の服用回数は2回なので星3つ。

価格は市販されている5種類の第二世代抗ヒスタミン薬の中で2位だったので星4つとしました。56錠入りで¥137/日でした。

購入の容易さは3位のクラリチン同様第2類医薬品のため星5つです。

※現場の薬剤師感覚ですが、アレグラは最も眠気が出づらい第二世代抗ヒスタミン薬という印象があります。眠気を気にする方にとってはアレグラが第1位と言って良いと思います。

アレグラについては下記の記事でも解説しています。
花粉症薬アレグラFX(アレグラ60mg)を徹底解説。眠気は出る?

市販の花粉症薬おすすめランキング第1位 新コンタック鼻炎Z

お待たせいたしました。

今回アレグラを抑えて市販の花粉症薬おすすめランキング第1位に輝いたのは

新コンタック鼻炎Z

です!!!

1.医師が処方する頻度 ★★★★★
2.1日服用回数 ★★★★★
3.価格  ★★★★★
4.購入の容易さ ★★★★★

とっても意外な結果ですし正直「え、その薬なに?」という方も多いと思います。

筆者も驚きました。

まず新コンタック鼻炎Zの成分はセチリジンです。

今回医師が処方する頻度を考えるに際して、セチリジンのR-エナンチオマー(ほぼセチリジンと思っていただいて大丈夫)であるレボセチリジン(医療用医薬品商品名:ザイザル)の処方頻度も参考にしました。

処方頻度のイメージは「まじで多い」です。なので星5つ。

1日服用回数も1回なので星5つ、購入の容易さについても第2類医薬品のため星5つです。

価格についてですが、メーカー希望小売価格が調べた限り見つかりませんでした。

そこで近所のドラッグストアでの販売価格で調べたところ、現在市販されている5種類の第二世代抗ヒスタミン薬の中で最も安価だったので星5つとしました。

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<番外編>ランク外の薬

ランク外のものを紹介します。

現在市販されている5種類の第二世代抗ヒスタミン薬のうちランク外だったものは

アレジオン20タリオンARです。

アレジオン20

1.医師が処方する頻度 ★☆☆☆☆
2.1日服用回数 ★★★★★
3.価格  ★★☆☆☆
4.購入の容易さ ★★★★★

タリオンAR

1.医師が処方する頻度 ★★★★☆または★★★★★
2.1日服用回数 ★★★☆☆
3.価格  ★☆☆☆☆
4.購入の容易さ ★☆☆☆☆

アレジオンの成分はエピナスチンですが、処方頻度は3位のクラリチンと同様「たまにあるが、多くはない」という印象で、さらに「ロラタジン(クラリチン)より少ない」という印象です。耳鼻科よりは皮膚科でよく処方されている印象です。

また、価格も今回星が少なめでした。メーカー希望小売価格ベースで24錠入りの場合で¥164/日でした。

タリオンは花粉症に対して非常によく処方されていますので星は5か4。5で良いと思います。
ネックは購入の容易さです
現状では要指導医薬品のため薬剤師から購入する必要があります

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。
今回は市販の花粉症薬のおすすめをランキング形式で紹介しました。

1位は新コンタック鼻炎Zでした。

1日1回の服用で、手軽に買えて安い。
良いですね。

今回の記事を花粉症時の市販薬選びの参考にしていただけると幸いです。

※繰り返しになりますが薬の効果、副作用等は個人差が非常に大きいです。

個人的に作成したランキングですので、例えば今飲んでいる薬が合っているという方は、今回のランキング第1位の薬に変える必要は全くありません。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう

花粉症治療薬は眠気という切り口で比較するのも1つの手です。花粉症薬と眠気については下記の記事を参考にしてください。
【花粉症治療薬】市販の内服薬で眠くならないのは?

また、長く飲むものですので少しでも安く済ませたいという方は下記記事が必見です。
市販の花粉症薬の値段が…そんなあなたに値段の安いジェネリックを紹介

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