蕁麻疹におすすめの市販薬ランキング【対策の基本は飲み薬】

市販薬
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突然皮膚の赤みと強いかゆみを伴う蕁麻疹。

数時間〜長くても1日程度で赤みやかゆみが消えてしまうことがほとんどですが、症状が出ている時のかゆみは強く辛いですよね。

今回はそんな蕁麻疹の概要を解説した上でおすすめの市販薬をランキング形式で紹介していきます。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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蕁麻疹とは

蕁麻疹(じんましん)とは、皮膚の一部が一時的に虫刺されのように赤く膨らむ(膨疹:ぼうしん)症状が、短時間で跡なく消失する皮膚疾患のことで、年齢問わず幅広い年齢層で生じる疾患です。感染性疾患ではなく人から人へうつることはありません。

日本に自生しているイラクサの(蕁麻:じんま)の葉に皮膚が接触した時と同じような皮膚症状が出ることから蕁麻疹という名前がつきました。

症状は皮膚の見た目の変化だけでなく、激しいかゆみを伴うことが多いです。また、時として焼ける様な灼熱感、チクチクした感じを伴うこともあります。

患部の形は円形、楕円形、地図状(不定形)のものまでさまざまです。大きさもその時々で変わり、中には膨疹が複数つながり大きな患部となるケースもあります。身体の一部分に出ることもあれば全身に症状が出る場合もあります。

患部の膨疹は通常数十分~数時間、長くても1日以内に跡を残さず消失することがほとんどで、それに伴っての赤みや激しいかゆみも消失します。

慢性化している場合では毎日決まった時間に症状の悪化と軽快を繰り返すこともあります。例えば夕方になると症状が出て、朝には何ともないということを繰り返すなどです。

一般的に蕁麻疹の皮膚症状が命に関わることはありませんが、例えば息苦しくなる、胸が痛むといった症状がある場合は気道の粘膜にも症状が出ている可能性があり注意が必要です。こうした皮膚以外の症状が出ている場合には呼吸困難に陥る危険性もあるため速やかに緊急受診をしましょう。

その他皮膚症状以外に筋肉痛や倦怠感等がある場合は別の疾患の可能性があるため受診して検査してもらうことを推奨します。

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蕁麻疹の原因は?

蕁麻疹はほとんどの場合何らかの理由でかゆみの原因となるヒスタミンなどの化学物質が、体内の細胞から放出されることで自覚症状が現れます

麻疹は特定の刺激(食べ物等)に対するアレルギー反応による場合、基礎疾患等が原因の非アレルギー性の場合原因不明の場合があります。

原因が特定されれば対策や治療もしやすいのですが蕁麻疹は多くの場合原因の特定に至りません

ただ、やはり蕁麻疹の原因と考えられているものはいくつかあります。下記にアレルギー性と非アレルギー性に分けて記します。

アレルギー性の原因
食べ物
薬剤
植物 等 

非アレルギー性の原因
振動などの機械的刺激
寒冷・温熱刺激
日光
その他の疾患 等

このうち蕁麻疹以外の疾患が原因となり蕁麻疹が出ている場合には原因疾患のための検査・診断・治療が必要となります。

また、ストレス、疲労、感染症、月経、体調不良など身体のコンディション不良は蕁麻疹の悪化につながることがあるとされています。

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蕁麻疹の種類

蕁麻疹原因不明の特発性蕁麻疹、アレルギー性/非アレルギー性問わず何らかの原因が考えられる刺激誘発性蕁麻疹とに大別されます。

特発性蕁麻疹

特発性(原因不明)蕁麻疹は蕁麻疹の中でも最も多いとされています。特発性蕁麻疹はさらに発症からの期間で分類され、発症から4週以内のものは「急性蕁麻疹」、4週以上続いている場合は「慢性蕁麻疹」と呼ばれています。

慢性化している場合では毎日決まった時間に症状の悪化と軽快を繰り返すことがあり、例えば夕方になると症状が出て、朝には何ともないということを繰り返すなどといったことがあります。

刺激誘発性蕁麻疹

原因がある蕁麻疹を刺激誘発性蕁麻疹といいます。

刺激誘発性蕁麻疹にはアレルギー性蕁麻疹、物理的刺激による蕁麻疹、コリン性蕁麻疹などがあります。

アレルギー性蕁麻疹

アレルギー性蕁麻疹は食べ物、薬剤、植物などに含まれる特定の物質に反応して起こる蕁麻疹です。通常、症状は原因物質接触後数分~2時間後程度に出現します。

物理的刺激による蕁麻疹

物理的刺激による蕁麻疹は、振動などの機械的刺激、寒冷・温熱刺激、日光などが原因となって症状が出ます。

コリン性蕁麻疹

コリン性蕁麻疹は運動や入浴などで汗をかいたときに発生することのある蕁麻疹です。汗をだすために汗腺を開くための神経伝達物質である「アセチルコリン」が原因と考えられています。特徴の1つとしてかゆみに加えピリピリ、あるいはチクチクとした痛みを伴うことが多いです。

また、~20代までに多く高齢者ではほとんどみられないのも特徴です。

蕁麻疹の対策

原因不明である場合が多いため対策は難しいですが、特定の食べ物や薬剤で心あたりのあるものがあれば、そういったものを控えることが対策・予防につながると考えられます。

また、過度なストレスや疲労などの身体のコンディション不良が蕁麻疹の悪化につながることもあるため、改善できる部分は改善してみましょう。

また、既に解説した通り皮膚症状以外に息苦しさ、呼吸困難、意識低下などがある場合には早急に受診しましょう。アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なショック症状の可能性も否定できません。

実際に蕁麻疹の症状が出ている際は患部を掻くとかゆみが広がることが多いので、なるべく掻かないようにしましょう。かゆみを一時的に抑えるための方法として患部を冷やすという方法があります。ただし寒冷刺激による蕁麻疹が疑われる場合には冷やすことで症状が悪化するため冷やさない方が良いでしょう。

掻き過ぎは皮膚へのダメージとなり肌荒れにつながるという懸念もあります。

市販薬で蕁麻疹に効果が期待できる成分

そしてかゆみの症状を抑える方法の1つとして薬の使用があります。

まずはじめに市販薬で対応可能な場合も多いですが、市販薬の使用で症状が改善しない場合、症状が4週間以上続き慢性蕁麻疹となっている場合、あるいは症状が広範囲に及んでいる等では一度受診することを推奨します。検査により原因が分かる可能性もありますし、医療用医薬品で症状が改善する可能性もあります。

それでは効果の期待できる成分についてです。

蕁麻疹は皮膚に症状が出るため塗り薬で対応すると考えがちですが、原因は何らかの要因でヒスタミンなどのかゆみを誘発する化学物質が体内の細胞から放出されることである場合がほとんどです。体内で起きていることの結果として皮膚症状が出ているため治療のメインは内服薬です

ただし後述する一時的なかゆみを緩和する「かゆみを感じにくくさせる塗り薬」の併用はおすすめできます。

市販薬で対応する場合、蕁麻疹に対しては内服薬の抗ヒスタミン剤かゆみを感じにくくさせる塗り薬成分クロタミトンがおすすめです。

ちなみに皮膚疾患に汎用される抗炎症作用をもつステロイド外用剤を蕁麻疹に使用することはほとんどないですが、患部を掻き過ぎて湿疹化した場合には使用することもあります。市販のステロイド外用剤については下記記事で解説しています。ステロイドは今回紹介する蕁麻疹に対して使うことはあまり推奨されませんが、虫刺されやあかぎれ、しもやけなど本当に多くの皮膚トラブルに対して汎用される薬です。
参考・市販ステロイド軟膏(塗り薬)のおすすめを紹介【市販薬で最強なのはどれ?】

効果が期待できる成分1.抗ヒスタミン剤

抗ヒスタミン剤はその名の通りヒスタミンに対して拮抗的に作用することでかゆみの症状を改善してくれる成分です。

抗ヒスタミン剤を服用する上での注意点は2点です。

・花粉症の薬や総合感冒薬を服用している場合は重複する可能性あり
・眠気が出ることがある

1点目は重複の懸念です。抗ヒスタミン剤はかゆみに対してだけでなく、鼻水鼻づまりの症状に対しても効果があります。そのため花粉症の薬といえば市販薬ではまず抗ヒスタミン剤ですし、総合感冒薬にも抗ヒスタミン剤が配合されていることがほとんどです。薬を使用する場合には重複の有無を十分確認した上で使用しましょう。

2点目は副作用の眠気です。

抗ヒスタミン剤は大きく第一世代抗ヒスタミン剤第二世代抗ヒスタミン剤に分類されます。

第一世代抗ヒスタミン剤は古くから使われており、現在も医療用で汎用されている第一世代抗ヒスタミン剤の代表的な存在であるポララミン(成分:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 )の販売開始はなんと1959年。戦後間も無くという感じですね。非常に長い期間使われていて、かつ現在も使われているお薬です。

ポララミンを代表とする第一世代抗ヒスタミン剤の弱点として、眠気が出やすい、口の渇きが出やすい、服用回数が多い、といったものがありました。

第二世代抗ヒスタミン剤は、第一世代の弱点を改善し、効果も担保したものです。

眠気が第一世代に比べて出にくい、口の渇きが出づらいというのは非常に嬉しいですね。

そして服用回数が減るというのも、薬剤師目線ではかなり大きなメリットであると感じます。

例えば1日3回が1日2回になると、通常毎食後→朝夕食後になり昼食後の服用がなくなります。

調剤薬局でお薬をお渡ししていて、3回の食後の中で圧倒的に飲み忘れが多い服用時点は昼食後であるという実感(確信)があります。

こうした経験から1日3回の用法が1日2回ですむようになるというのは大きなメリットだと思います。

飲み忘れは薬の効きの低下(=治療の停滞、失敗)につながるため極力避けたいものです。

現在市販されている抗ヒスタミン剤の中でも眠気がほとんど出ない第二世代抗ヒスタミン剤は、花粉症薬として販売されているアレグラやアレジオンなどです。

蕁麻疹用として市販されているものは第一世代が多いですが、一部第二世代のものもあります。第一世代第二世代いずれの場合も車の運転等する場合には注意、場合によっては運転を控える等の対策も必要です

効果が期待できる成分2.クロタミトン

クロタミトンとはかゆみを感じにくくさせる作用のある塗り薬の成分です。

市販薬ではオイラックスシリーズがおすすめです。

ステロイドが気になるという方はステロイドが配合されていないオイラックスソフトというものがおすすめです。

蕁麻疹におすすめの市販薬ランキング【飲み薬】

お待たせしました。ここからは蕁麻疹におすすめの市販薬をランキング形式で紹介していきます。

すでにおすすめの塗り薬としてオイラックスシリーズを紹介しましたが、通常蕁麻疹の症状に対しては内服薬メインで治療する場合が多いため今回の記事では飲み薬に絞ってランキングを作成しました。

蕁麻疹におすすめの市販薬ランキング第3位 レスタミンコーワ糖衣錠

蕁麻疹におすすめの市販薬第3位はレスタミンコーワ糖衣錠です。

レスタミンコーワ糖衣錠に配合されている成分はジフェンヒドラミン塩酸塩だけです。

抗ヒスタミン成分のみ配合のシンプルな処方ですが、蕁麻疹に対する効果は期待できます。

メリットは価格かなと思います。他の蕁麻疹用の市販薬と比較すると安価ですし、効果も期待できます。コスパ重視の方におすすめのものです。

注意事項ですが、ジフェンヒドラミン塩酸塩は第一世代抗ヒスタミン剤であり、服用後の眠気に注意する必要があります。服用後の車の運転等は極力控えた方が良いでしょう。

蕁麻疹におすすめの市販薬ランキング第2位 ジンマート錠

蕁麻疹におすすめの市販薬第2位はジンマート錠です。

配合成分は下記の通りです。

メキタジン
リボフラビン(ビタミンB2)
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
ニコチン酸アミド

この中で主成分の抗ヒスタミン剤はキタジンです。

メキタジン第二世代抗ヒスタミン剤であり、眠気や口の渇きが比較的出づらいです。

メキタジンの医療用医薬品であるニポラジンの添付文書(薬の説明書)によると眠気発生の確率は2.17%、口の渇きは1%以下です。

また、服用回数が1日2回で良いというのも第二世代抗ヒスタミン剤ならではの大きなメリットです。

事実として第一世代抗ヒスタミン剤と比較すると眠気発生の確率は少ないですが、薬剤師の感覚的には念の為「服用後の眠気には注意してください」という一言を付け加えた印象のお薬です。

その他配合されているものはビタミン類(ニコチン酸アミドはビタミンB3)で、皮膚トラブル改善を目的として配合されていると考えられます。

蕁麻疹におすすめの市販薬ランキング第1位 アレルギール錠

蕁麻疹におすすめの市販薬第1位はアレルギール錠です。

アレルギール錠の配合成分は下記です。

クロルフェニラミンマレイン酸塩
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
グリチルリチン酸カリウム
グルコン酸カルシウム水和物

このうち抗ヒスタミン剤はクロルフェニラミンマレイン酸塩です。

クロルフェニラミンマレイン酸塩は第一世代抗ヒスタミン剤で眠気が出やすいため服用後の眠気には十分注意してください。

今回アレルギール錠を第1位として紹介した理由はクロルフェニラミンの用量にあります。

1日あたりの配合量が13.5mgとかなりしっかりとした量が配合されているため優れた抗ヒスタミン効果が期待できると判断しました。(その分眠気はやはり気になりますが、、、)

その他の成分については、ピリドキシン(ビタインB6)は皮膚トラブル改善を目的としたビタミン剤、グリチルリチン酸は抗炎症成分、グルコン酸カルシウムについては医療用ではカルシウム補給剤として用いられるお薬ですが、今回の場合メーカーホームページによると「じんましん、湿疹の症状をしずめる」という目的で配合されているようです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

蕁麻疹の原因は不明な場合が多いですが、症状が出ている時のかゆみは非常に耐え難いものです。

市販薬での対応をご検討の方は今回紹介させていただいた市販薬を試してみてください。

繰り返しになりますが服用後の眠気は注意です。特に車の運転は極力控えましょう

今回は蕁麻疹の症状におすすめの市販薬を紹介しました。

※お薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使いましょう。

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