美容効果が期待できる成分一覧【アスコルビン酸、L-システインなど】

市販薬
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美容を目的とした内服薬はたくさんあります。

今回は美容目的で内服薬として使われることのある代表的な栄養素を一挙に紹介します。

気になる栄養素がある方はその項目だけでも読んでみてください。もちろん全て読んでいただくと栄養素への理解が深まります。

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美容成分として使われているのはビタミンとアミノ酸

今回紹介するのは9つの美容成分です。

この9つの栄養素はいずれもビタミンアミノ酸であるため、それぞれの栄養素を紹介する前段階として、まずはビタミンとアミノ酸について解説していきます。

ビタミン

ビタミンとは、人間が生きていくために必要な数ある栄養素のうち、自分自身の身体で十分な量を作ることができない有機物(ただし炭水化物、たんぱく質、脂質といった三大栄養素は除く)のことをいいます。そのため自分で作れない分は外部から取り入れる必要があり、主に食事によって摂取します。

ビタミンが不足すると各ビタミンごと固有の症状をきたします。飽食時代と言われることもある現代の日本においてはビタミン不足はほとんど起こらないものですが、かつて問題となっていた時代もありました。例えば大航海時代には、船員がビタミンC不足で壊血病(ビタミンC不足により血管がもろくなり出血をきたす病気)になるということがあったそうです。

ビタミンの摂取がどのくらい必要かについては各ビタミンの食事摂取基準に関する各指標が厚生労働省によって定められています。

また、厳密には生物種によってビタミンは異なり、人間以外の生物にとってビタミンでないものでも人間にとってはビタミン、人間にとってはビタミンでないものが他の生物にとってはビタミンであるといった場合があります。ですが普通ビタミンというと、ほとんどの場合人間にとってのビタミンのことを指します。

人間にとってのビタミンは13種類あり、水に溶けやすい水溶性ビタミン9種類と油に溶けやすい脂溶性ビタミン4種類に大別されます。

余談ですが、薬剤師国家試験の際のゴロ暗記に脂溶性ビタミンはこれだけ(D、A、K、E)というものがありました。おぼえやすいですね。

水溶性ビタミン

ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビタミンB6、ビオチン(ビタミンB7やビタミンHとも呼ばれる)、ビタミンB12、葉酸(ビタミンB9やビタミンMとも呼ばれる)、ビタミンC

脂溶性ビタミン

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK

アミノ酸

アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシ基の両方を持つ有機化合物のことをいいます。多くの場合はより狭い意味で、α-アミノ酸(有機物の骨格においてアミノ基とカルボキシ基のある場所によってα-アミノ酸、β-アミノ酸、γ-アミノ酸、δ-アミノ酸などと名付けられている)を指します。

人体を構成するタンパク質は、たくさんのアミノ酸から構成されています。アミノ酸は必須アミノ酸非必須アミノ酸に分類され、必須アミノ酸はヒトが合成できない、あるいは合成が遅いため食事から摂取する必要があるものをいいます。

アミノ酸は臓器や筋肉などの構成に必要なタンパク質の原量であったり、ホルモンや抗体、血液などを作り出す役割もあります。その他免疫機能、エネルギー代謝などにも関わっています。

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美容効果が期待できる9つの栄養素

アスコルビン酸

アスコルビン酸の概要

アスコルビン酸とはビタミンCのことで、骨や腱など人体に欠かせない部位に必要なタンパク質であるコラーゲンの生成に必須のビタミンです。

人体形成に大切な物質なのですが、人間は自身で十分な量のアスコルビン酸を生合成することができません。そのためアスコルビン酸は日々の食事から摂取しなければなりません。

ビタミンの項の繰り返しになりますが、アスコルビン酸が不足すると、コラーゲンが合成されず結果として血管がもろくなり出血をきたします。これは壊血病と呼ばれています。最近ではあまり聞かなくなりましたが、過去大航海時代には、船員がビタミンC不足で壊血病になるということがあったそうです。

アスコルビン酸(ビタミンC)を多く含む食品としては、柑橘類、イチゴ、ブロッコリー、キャベツ、ジャガイモ、生のピーマンなどがあります。食事からの摂取を考える際にはこれらの食材を多く摂取するこを考えてみてください。

アスコルビン酸1日の必要量は100mgと言われており、これはイチゴであれば5粒ほど、レモンであれば1個で摂取できる量です。

しかし、特に美容効果を発揮するためにはもっと多くの摂取が必要とされています。

この美容効果を発揮するために必要な量を食事から摂取するのは現実的に不可能です。仮に1000mg必要としたらレモン10個、イチゴであれば50粒の摂取が必要です。非現実的ですね。

そこでアスコルビン酸を効率的に摂取する方法としてビタミン剤やサプリメントを使用するという手があります。

美容、特にシミ・そばかすの薬に配合されていることが多いのが特長です。
シミ・そばかすにおすすめの市販薬については下記記事で解説しました。

アスコルビン酸の働き

アスコルビン酸は体内で多くの酸化還元反応に関わっています。その他コラーゲンの生成、メラニン色素の生成抑制などさまざまなことに関与しています。

アスコルビン酸の働きは具体的には

骨や腱などを正常に保つ働き
抗酸化作用
鉄の吸収を助ける
メラニン色素の生成抑制
コラーゲンの生成促進

などです。

骨や腱などを正常に保つ働き

アスコルビン酸は、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンの生成に不可欠なビタミンです。身体にとって大切な、なくてはならない組織を正常な状態で維持するために必須の物質です。

抗酸化作用

人間は呼吸によって酸素を取り込み、それを利用して生きています。この酸素利用の過程で、活性酸素類が常に生み出されています。活性酸素類は、極めて反応性が高く、身体を作るタンパク質や脂質、DNAなどに悪影響を与えることがあります。アスコルビン酸の働きの1つとして、この活性酸素類を除去する抗酸化作用があります。

皮膚においては、紫外線などの刺激により活性酸素類が発生します。紫外線による活性酸素類の発生はさまざまな皮膚トラブルの原因となりますが、アスコルビン酸の抗酸化作用によりこの活性酸素類を除去する働きが期待されます。

鉄の吸収を助ける

食品中に含まれている鉄は2種類あり、肉や魚など動物性食品に含まれるものを「ヘム鉄」、野菜や豆類など植物性食品に含まれているものを「非ヘム鉄」とそれぞれ呼びます。

このうち非ヘム鉄は吸収効率が悪いことが知られています。

この非ヘム鉄とビタミンCを一緒に摂取することで、非ヘム鉄の吸収率が上がると考えられています

メラニン色素の生成抑制

メラニン色素とはシミの原因となるものです。

皮膚が紫外線を浴びると、細胞や組織で活性酸素が発生し、これが原因でメラニンを生成する細胞であるメラノサイトでのメラニン生合成が促進されます

メラノサイト内において、メラニンに変化するのはチロシンというアミノ酸です。

このチロシンがドーパ、ドーパキノンとなり、最終的にメラニンが生成されますが、アスコルビン酸が存在するとドーパキノンがドーパに再還元され、最終的なメラニン生成に至らないとされています

また、アスコルビン酸には既にできてしまっているメラニンを薄くする効果もあるとされます。これもアスコルビン酸の還元作用によるものです。

コラーゲンの生成促進

コラーゲンとは、骨や腱、血管壁など人体の様々な部位で必要な結合組織です。

また、肌にとってはハリや弾力の維持に重要な物質です。

コラーゲンの主要な成分はヒドロキシプロリンと呼ばれるもので、これはプロリンというアミノ酸から生成されます。

アスコルビン酸はプロリン→ヒドロキシプロリンの反応を促進することでコラーゲンの生成を促進します

L-システイン

L-システインの概要

L-システインはアミノ酸の一つで、皮膚や髪などにも存在しています。

L-システインは体内でも合成できる非必須アミノ酸(乳幼児にとっては必須アミノ酸)です。

食品からも摂取でき、L-システイン含む食品としては、大豆、卵、ブロッコリー、たまねぎ、にんにくなどがあります。

L-システインの働き

L-システインの働きは下記のようなものです。

メラニン色素生成抑制
ターンオーバーの促進
コラーゲン生成の補助
抗酸化作用
肝臓の解毒作用

メラニン色素生成抑制

メラニン色素とはシミの原因となるものです。

メラニンを生成する細胞であるメラノサイト内において、メラニンに変化するのはチロシンというアミノ酸です。

紫外線やストレスなどによりメラノサイトが活性化されるとメラニン生成に必須であるチロシナーゼという酵素が生成されます。

このチロシナーゼチロシンと反応し、最終的にメラニンを生成します。

L-システインは、このチロシナーゼの生成や働きを阻害することでメラニンの生成を阻止します

ターンオーバーの促進

肌の生まれ変わり(皮膚の新陳代謝)のことをターンオーバーといいます。

L-システインはこのターンオーバーを正常化し、生成されたメラニン色素を体外に排出させる作用があります

コラーゲン生成の補助

肌のハリや弾力の維持に重要なコラーゲンはタンパク質の一種です。

L-システインはこのコラーゲンの生成を促します

抗酸化作用

紫外線やストレスなどが刺激となり体内で産生される活性酸素は、シミやシワなどの肌トラブルの原因になります。

L-システインはこの活性酸素を取り除く「抗酸化作用」を有しています

解毒作用

L-システインには肝臓内での有害物を解毒する作用もあります。

例えばアルコールを分解する酵素の働きを助ける効果があります。

こんな時に使われます

皮膚に対してはL-システインを一言で表現すると「美肌づくりを助ける栄養素」と言えます。皮膚科の門前薬局勤務時代の経験からすると、シミ・そばかす対策として使われることが多いです。

また、肝臓での解毒作用を有するL-システインは二日酔いの薬などとしても使われることがあります。

摂取における注意事項として、L-システインの長期服用が白髪の原因になる場合があるといわれています。服用時においては用法用量を守って摂取しましょう。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は人工的に合成されたアミノ酸です。市販薬の成分として肝斑改善に効果があると認められている成分で、トランシーノⅡという肝斑用の市販薬のメインの成分です。

肌が紫外線などにより刺激を受けると、メラニンを生成する細胞であるメラノサイトを活性化するプラスミンやプロスタグランジンという物質が産生されると考えられています。そしてメラニン生成に必須であるチロシナーゼという酵素が生成され、このチロシナーゼチロシンと反応し、最終的にメラニンを生成します。

トラネキサム酸にはプラスミンの生成・増加抑制、プロスタグランジンの生成抑制、及びチロシナーゼ活性阻害作用があるため、結果としてメラニン生成を抑制する効果が期待できます。

実は医療用医薬品としてトラネキサム酸は皮膚科領域以外でも汎用されています。医療用ではトランサミンという商品名で知られています。

適応は多岐にわたり、止血剤として、喉の炎症を抑える薬として(市販の総合感冒薬にも配合されていることがあります)、あるいは蕁麻疹の治療に使われたりします。これら多くの疾患、症状への効果はトラネキサム酸の抗プラスミン作用によります。

肝斑については下記の記事で詳しく解説しました。

リボフラビン

リボフラビンはビタミンB群の1つであるビタミンB2のことです。

発育のビタミンとも呼ばれ、成長を意味する「growth」の頭文字をとって、ビタミンGと呼ばれていた時期もありました。

リボフラビンは黄色い色素で、着色料として食品添加物に使われることもあります。

ビタミンB群は水溶性ですが、リボフラビンは水にはやや溶けにくく、そして熱には比較的安定しています。一方紫外線や光では分解しやすいため、ビタミンB2の食品からの摂取を考える場合には、食材を冷暗所で保存するのが良いでしょう

ビタミンB2を含む主な食品は肉類、魚類、牛乳、ヨーグルト、納豆、アーモンドなどです。

リボフラビンは糖質、たんぱく質、脂質の代謝を促進する作用があり、特に脂質の代謝とって重要な物質です

また、皮膚や粘膜の正常化維持にも関与しています。

不足すると肌荒れ、口内炎などの原因となります。

用途としては過剰な皮脂の分泌を抑えるためニキビ発生の抑制目的で使われたり、健康的な皮膚、髪、爪をつくるための物質として美容領域で汎用されています。

また、医療用医薬品としてのリボフラビンは高容量で高コレステロール血症に対する適応もあります。

口内炎については下記記事を参照してください。

ピリドキサール

ピリドキサールとはビタミンB6のことです。

ビタミンB6は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種です。

さまざまな食品に含まれていますが、まぐろなどの魚類、レバー、肉などには多く含まれています。

不足すると肌荒れや口内炎、痙攣などの神経障害の他抑うつなどの精神症状も出るとされています。

ビタミンB6は、体内でのアミノ酸や脂質の代謝に補酵素として関わっています。また、皮膚や粘膜の正常化維持、脂肪の代謝や皮脂のターンオーバーを促進してくれる働きもあります

用途としては皮膚科における口内炎、ニキビ、肌荒れの改善や美容目的などで使用されます。

ニキビにおすすめのビタミン剤については下記記事で解説しました。

トコフェロール

トコフェロールビタミンEのことです。代謝促進作用があり「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンEは、ビタミンの中でも水に溶けにくく油に溶けやすい「脂溶性」のビタミンに属します。

ビタミンEには様々な作用があり、特に皮膚科の分野でのポジティブな作用が多いです。ビタミンEの代表的な働きには以下のようなものがあります。

血行促進作用
抗酸化作用
代謝促進作用

血行促進作用

ビタミンEの働きの中でも最も一般に知られているものの1つに血行促進作用があります。

血行がよくなることで、末梢の細胞に十分な栄養が行き届くようになります。

結果として血流悪化が原因の諸症状の改善が期待できます。

しもやけ手足の冷えビタミンEが使われるのはわかりやすい例です。調剤薬局で働いていると、冬にはしもやけの方にビタミンEが処方されるケースに何度も出会います。

しもやけや手足の冷えは血流悪化による症状なので、ビタミンEの作用を考えれば効果があるのは納得ですね。

皮膚にとっても血行促進は良い結果をもたらします。肌組織に栄養を届けることで荒れた肌をケアする効果が期待できます。

また、皮膚のターンオーバーの正常化にとっても血行促進は重要です。

しもやけにおすすめの市販薬については下記記事で解説しています。

抗酸化作用

ビタミンEの強い抗酸化作用もありがたい作用の1つです。

抗酸化作用により様々な害を与える活性酸素から体を守る効果があります。

例えば紫外線を浴びた皮膚では活性酸素が発生し、これが肌の老化につながることがあります。抗酸化作用のあるビタミンEはこの活性酸素を除去することで肌の老化を防止します。さすが若返りのビタミンですね。

新陳代謝促進

皮膚の新陳代謝を高めターンオーバーの乱れを改善する効果が期待できます。

乱れたターンオーバーが正常化することで、シミの原因となるメラニンの排出が促進されます。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドビタミンB3とも呼ばれるビタミンB群の一種です。ビタミンB3の他、ナイアシンアミドと呼ばれることもあります。

まず、名称に「ニコチン」とありますがタバコなどに含まれるニコチンとは異なる物質です。

ニコチン酸アミド肉類、魚類、豆、きのこなどに多く含まれているため食事から摂取されます。その他体内でも合成されるものです。

ニコチン酸アミドが欠乏するとペラグラ(皮膚炎、胃腸障害、神経障害など)の症状が起こります。

また、大量(1日に3g以上)摂取すると過剰症として肝臓毒性を引き起こす可能性があるとされています。

ニコチン酸アミドは体内で多くの酸化還元反応に関与しており、エネルギー生成に関わります。また、抗酸化作用もあるとされています

その他以下のような皮膚への作用があります。

紫外線による肌ダメージの軽減・修復
メラニン生成・輸送の抑制 
肌荒れ抑制
シワ抑制(外用)

紫外線による肌ダメージの軽減・修復

人の肌には、紫外線により損傷したDNAを修復する機能がありますが、加齢などによりその機能が低下することがあります。この損傷が修復されず蓄積すると肌荒れの原因になることがあります。

ナイアシンアミドは、紫外線ダメージによるDNA損傷を修復する反応に関わっており、紫外線によるダメージを軽減する効果が期待されます

また、紫外線により発生する活性酸素の生成を防ぐ作用もあります。ニコチン酸アミドは、この抗酸化作用によっても紫外線による肌へのダメージの軽減に寄与すると考えられます。

メラニン生成・輸送の抑制 

紫外線を浴びた皮膚では活性酸素が発生することでメラニンを生成する細胞であるメラノサイトが活性化します。これがきっかけでメラニン生成が促進されてしまいます。

ニコチン酸アミドは抗酸化作用によるメラニン生成抑制だけでなく、生成されたメラニンが表皮(皮膚の上の方)の細胞に輸送されるのを抑制する作用もあるとされています

肌荒れ抑制

過剰な皮脂分泌の改善、毛穴のつまりの改善、抗炎症作用などにより肌荒れに対しても効果が期待できます。

シワ抑制(外用)

 外用薬としてのニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)は、近年医薬部外品シワ改善有効成分として改めて承認されました。

作用機序は明らかでない部分もありますが、シワの原因がコラーゲン不足ということからすると、ナイアシンアミドがコラーゲンの生成を促進すると考えられます。

パントテン酸

パントテン酸はビタミンB群の一種でビタミンB5とも呼ばれていました。語源がギリシャ語で「どこにでもある酸」という意味であり、文字通り多くの食品に含まれているため通常の食生活で欠乏する可能性は低いです。欠乏症にはなりづらいですが、欠乏すると疲労感、手足のしびれ、痛みなど起こるとされています。

パントテン酸は身体の中での糖質、タンパク質、脂質の代謝にかかせない重要な成分です。また、副腎皮質ホルモンの合成、皮膚の健康維持にも関与することが知られています。

用途としては皮膚の新陳代謝を促す作用を期待して皮膚科で用いられたり、ビタミン補給を目的とした市販の栄養剤に配合されたりしています。

また、稀ではありますが医療用では抗菌薬(主にストレプトマイシンやカナマイシン)の解毒目的で使用される場合があります。

ビオチン

ビオチンは、人間の腸内で善玉菌によって合成される物質です。水溶性ビタミンであるビタミンB群に属するビタミンの一種で、ビタミンHビタミンB7と呼ばれることもあります。

腸内細菌によって合成される量だけでは足りず、食品から摂取する必要があります。また、抗生剤の長期服用など腸内の善玉菌が減る状況においては、理論的にはビオチンを普段よりも多く摂取する必要があるといえます。

ビオチンを多く含む食材には、レバー、豆類、卵黄などがあります。

欠乏は通常起こりにくいですが、ビオチン欠乏では皮膚炎、脱毛、筋肉痛や痙攣、吐き気、うつ症状などが出ます。

ビオチンは体内では炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素の代謝に関わっています。これは食事で摂取したエネルギー源の成分を体で使えるエネルギーに変換するために必要な代謝です。

また、皮膚や粘膜の正常化維持、さらには爪や髪の正常化にも関与しているといわれています

特に皮膚症状の改善への効果は認められており、医療用医薬品としてのビオチンの適応は急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性痤瘡(にきび)と皮膚科系疾患ばかりです。

ビオチンには皮膚の炎症やかゆみの原因となる「ヒスタミン」の生成抑制の働きがあります。この詳しいメカニズムは明らかになっていないようです。このことと、ヒスタミンの作用を抑える「抗ヒスタミン薬」が皮膚疾患で汎用されていることを考えれば、ビオチンが皮膚疾患に効果があるのは合点がいく話です。

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まとめ

最後まで読んでくださりありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

今回は美容目的で内服薬として使われることのある9つの栄養素について解説しました。

今回の記事をそれぞれの栄養素について深く知るきっかけにしていただけますと幸いです。

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