花粉症で市販薬アレグラFXが効かない場合は受診したほうがいい?

アレグラ
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花粉症の季節には手放せないアレルギーの薬。

近年市販薬も種類が増え、さらに多くの抗アレルギー剤が第2類医薬品(薬剤師からだけではなく登録販売者からでも購入できる)になったことでぐっと身近な存在になりました。

市販の抗アレルギー薬の中でも最もよく知られている「アレグラFX」について、ドラッグストアで勤務していると「アレグラが効かない」という話をたまに聞きます。

今回は「アレグラが効かない」人向けに、効かない場合の対応について解説していきます。

※市販薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使用しましょう。

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花粉症に市販薬アレグラFXが効かない場合は様子見?受診?

花粉症(特にスギ)の時期は例年2月から。

シーズン開始から、あるいはそれよりも前から市販薬を飲み始める方も多いのではないでしょうか?
今回は私がドラッグストア勤務中にたまに聞いた「アレグラが効かない」という場合の対応について解説します。

まずはアレグラの概要から。

アレグラ概要

成分名はフェキソフェナジン、商品名「アレグラ」はイタリア語の「嬉しい」「楽しい」の意味。
フランスのサノフィという製薬会社によって開発され、日本では2000年11月より医療用医薬品「アレグラ錠60mg」の販売が開始されました。
医療用医薬品の製造販売元は開発会社でもあるサノフィ日本法人です。

発売後現在に至るまで皮膚科、耳鼻科を中心に処方されている医薬品です。
どこの薬局で働いていても気づけばフェキソフェナジン(アレグラの成分名)が処方されているといっていい程処方している医師が多い印象です。

アレグラは抗ヒスタミン薬という種類に分類される抗アレルギー薬で、同じ抗ヒスタミン薬としては市販薬でも販売されているアレジオンやクラリチンなどがあります。

ヒスタミンには血管拡張、血管透過性亢進作用などがあり、ヒスタミン受容体にくっつくことでこれらの効果を発現します。

鼻水やくしゃみ、かゆみなどはこのヒスタミンの効果により自覚症状として出てくると考えられています。

また、ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす神経伝達物質であるため、蕁麻疹等皮膚科系疾患の発現にも関与しています。

アレグラなどの抗ヒスタミン薬はヒスタミン受容体をブロックすることで抗アレルギー作用を発現します。

耳鼻科領域では鼻水、くしゃみ、鼻炎症状に、皮膚科領域では蕁麻疹やアレルギー皮膚炎などの治療で処方されています。

アレグラは抗ヒスタミン薬の中でも「第二世代抗ヒスタミン薬」と呼ばれている薬品群の1つです。

抗ヒスタミン薬の歴史は古く、アレグラ販売前にすでに「第一世代抗ヒスタミン薬」と呼ばれる薬がいくつか使用されていましたが、第一世代では眠気が出やすいという弱点がありました。

第二世代の抗ヒスタミン薬はこの「眠気がでやすい」という弱点が改善され、さらに薬の作用時間の持続化にも成功しました

薬が長く効けば1日の服用回数は少なくてすみます。

1日3回の服用が必要だったところ、1日2回や1日1回になるのは嬉しいですよね。

第一世代抗ヒスタミン薬の「眠気」についてですが、特に皮膚科において「かゆくて眠れない」という患者さんには、この副作用を逆手にとって今でも好んで第一世代が使われることもあります。

現在医療用では「アレグラ錠60mg」「アレグラ錠30mg」(小児用)「アレグラOD錠60mg」(OD錠とは口の中で溶けるタイプの錠剤のこと)が販売されています。
(ジェネリック医薬品:フェキソフェナジン塩酸塩錠)

医療用医薬品として広く使用されたのち、2012年11月には市販薬として販売が開始されました。商品名は「アレグラFX」で、医療用医薬品と同成分同量(フェキソフェナジン60mg)ということで注目されました。
販売元はサロンパスでお馴染みの久光製薬、製造販売元は開発会社の日本法人サノフィです。

2012年当時は第1類医薬品として販売開始されたため薬剤師でないと販売できませんでしたが、現在は第2類医薬品となっており、登録販売者でも販売することができるようになりました。

ただし子ども用の「アレグラFXジュニア」は現在第1類医薬品のため薬剤師でなければ販売できません。現在はアレグラFXジュニアも第2類医薬品となっており、薬剤師または登録販売者から購入できます。

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花粉症にアレグラが効かない場合の対処法1.受診する

早速ここからアレグラが効かない場合の対処法についてご紹介していきます。

まず第1に「受診する」です。

これはいわゆる一丁目一番地的なことなのですが、基本的には医師に診てもらい適切な治療をしていただくことをおすすめします。

ドラッグストアの現場でお客様のお話を聞いていると、医師からの診察なしで花粉症と自己判断している方が結構いることに驚きます。

「毎年この時期だけ・・・」
「5月になれば治るから花粉症」

おそらく花粉症で間違いないのですが、こういう方はまずは受診してみましょう。

アレルギー検査で花粉以外にも原因があるかもしれません。

過去には「花粉ではなくハウスダストが原因だったからレイコップ買った」という人もいました。笑

また、蓄膿症など他の疾患の可能性もあります。まずは受診が原則とお考えください。

「すでに受診して花粉症の診断をうけている」
「近々受診予定だけどそれまでの間の対処法を考えている」

という方は以下の対処法2~4も参考にしてみてください。

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花粉症にアレグラが効かない場合の対処法2.他の市販薬を試す

第2の対処法は「他の市販薬を試す」です。

「一昨年花粉症の診断を受けたけど、もうここ2年は市販薬で対処している」
「去年はアレグラ効いけど今年は効かない」

こういう方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

「今年はスギがやばい」
「今年の花粉は去年の2倍」

なんていう話もよく聞きます。

今回この項で紹介するのは「アレグラよりも強い薬に切り替える」というものではなく「今の自分に合った抗アレルギー薬をみつける」というスタンスの対処法です。

よく言われている抗アレルギー薬の強さの比較というものがありますが、根拠が曖昧な場合が多いので比較は今回しません。

ただ、薬の効果に個人差があるのは間違いありません。

なのでここでは「アレグラより自分に合う薬を見つける」という考え方に基づいて「他の市販薬を試す」という対処をしてみよう、という提案を致します。

現在市販薬でアレグラと同じ「第二世代抗ヒスタミン薬」に分類されるものにはコンタック鼻炎Z、クラリチンEX、アレジオン20、タリオンARがあります。

クラリチンは1日1回の服用、コンタック鼻炎Z(セチリジン)およびアレジオンは1日1回寝る前服用。タリオンはアレグラと同じ1日2回1回1錠の飲み方です。

これらの市販の花粉症用薬については下記記事でランキング形式で紹介しています。こちらも是非参考にしてみてください。

花粉症にアレグラが効かない場合の対処法3.点眼薬、点鼻薬を試す

次に紹介する対処法は「点眼薬、点鼻薬を試す」です。

点眼薬や点鼻薬は、通常の飲み薬(内服薬)に対して「外用薬」と呼ばれています。

外用薬の長所は内服薬よりも局所に効果を発揮し、副作用が少ないところです。

特に副作用が少ないというのは大きな長所と考えます。

アレルギーの薬を飲んだ後の副作用としてよくある「眠気」「口が乾く」といった症状は点眼薬、点鼻薬ではまず出ないですよね。これが最大のメリットです。

ただし例えば点眼薬では薬が目にしみるといった点眼薬特有のデメリットも人によってはあり得るので注意してください。

おすすめの点眼薬はこれ

市販の点眼薬でおすすめなのは「クロモグリク酸ナトリウム」を含有している商品です。

クロモグリク酸ナトリウムは現在も医療用医薬品として使われている成分という理由でこの成分を含有する市販薬をおすすめします。

クロモグリク酸ナトリウム配合の市販の点眼薬はいくつかありますがここではロートアルガードクリアマイルドZを紹介します。

おすすめの点鼻薬はこれ

次に市販の点鼻薬のおすすめです。2つあります。

ステロイド含有の点鼻薬
クロモグリク酸ナトリウムを含有している点鼻薬

まずはなんといってもステロイド含有の点鼻薬です。
最もおすすめなのはフルナーゼ点鼻薬です。

ステロイド成分の点鼻薬で、現在医療用でも同じ成分量のものが使われています。
市販薬の中では最強の点鼻薬と考えてください。

なお、こちらは現在要指導医薬品であり、薬剤師からでないと購入できません。

これ以外にもステロイド含有の点鼻薬はあります。
ここではナザールαAR0.1%を紹介します。

ナザールαAR0.1%はステロイド配合ですが、第2類医薬品であり登録販売者からも購入が可能となっています。

次におすすめなのがクロモグリク酸ナトリウム含有の点鼻薬です。

おすすめ理由は点眼薬と同じで、現在医療用医薬品として使われている成分というのがおすすめの理由です。

紹介するのはAGノーズアレルカットMというお薬です。

花粉症にアレグラが効かない場合の対処法4.はなうがい、洗眼薬を試す

最後に紹介する対処法は「はなうがい、洗眼薬を試す」です。

まずはなうがいですが、意外と評判が良いというのがドラッグストアの現場で働いていた時の感想です。

鼻の粘膜に付着した花粉を洗い流すイメージでしょうか。

アレルギー反応を起こす原因物質を洗い流すと考えると評判がいいのも納得ですね。

ちなみにこのはなうがい、「しみないの?」という質問が多いですが、結論から言うとしみないです。

体液に近い塩分濃度のため、プールの水が鼻に入った時のようなしみる感じはありませんのでご安心ください。

慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単で効果も期待できます。

はなうがいの商品ではハナノアが有名ですね。

同じ様な発想で目を丸ごと洗い流す洗眼薬を試してみても良いかもしれません。

こちらも眼を丸ごと洗うイメージですね。

まとめ

最後まで読んでくださりありがとうございます。
いかがでしょうか。

今回は市販薬アレグラが効かない場合の対処法を紹介しました。

受診が原則ではありますが、受診が難しい状況では今回紹介させていただいた薬を試してみてはいかがでしょうか。

市販で花粉症対策を考えている方は是非今回の記事を参考にしてみてください。

※市販薬の使用時には製品パッケージに記載の注意事項をよく読み自分が使用しても大丈夫なのか確認の上、用法用量を守って正しく使用しましょう。

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